校長室前のバケツ稲は刈り取りましたが、今回は地面すれすれまで稲刈りの位置を下げ、ひこばえに挑戦します。インドネシアでは、この永年作の稲をそのままに、田植えをせずに平年作の5割くらいは収穫があるらしいと聞いて、挑戦することにしました。
つぎに早大農楽塾の稲刈り式典です。学生諸君、中島先生、他の方にも会うことが出来ました。南門のバケツ稲も稲刈りです。半分以上の塾生は女性で、学生のエネルギーに感心しました。
校長をしている日本農業経営大学校、この時期はうれしいことが続きます。
就農目的の若者のみが学ぶこの学校は、3月8日の卒業式で4期生16名(内、女性2名)が業を終えて就農し、4月6日の入学式には6期生16名(内、女性5名)が入学しました。取材記者は「素晴らしいですね、女性が5名も」といわれたので、もちろんうれしいが、半々が当然なのですよ・・・と答えたらびっくりしていた。女性も努力し工夫すれば農業の経営者になれる、という雰囲気は、若者にはかなり共通している。農業の6次化や販売の工夫など、女性のセンスがより強く活きるかもしれない。
2年・全寮制の、就農を目的にした教育機関、規模は小さいが、成功する農業モデルを卒業生が大いに作り出してほしい。実際に卒業生はその芽を作り出している。若者に期待するところ、大である。
21日の休日、訪問先にはご迷惑をかけたのですが、別府の発電所、昨年の開所式には豪雪で参加できず、1年経過した雄姿を拝見しました。元の絵と比較すると、今の水圧管が埋められた方式との違いが分かります。効率がよくなりました。この夏には、60年働いた発電機と水車、隣接地に建てる建物に収容されるはず。
そして落差の大きい大村発電所もできて1か月の雄姿を拝見できました。
その後、経営大学校卒業の2期生・澤井さん、地域リーダーの鎌谷さんに会いに行きました。翌日の22日の昼食、久しぶりに訪問した大江の郷、平日にもかかわらず、大変な数のお客さん。右の建物が古いものですが、これを圧倒している2階建ての建物・1階のお土産・2階の多分200席以上あるのではと思われるレストラン、さらに左は建築中の宿泊施設(?)、過疎の村に大変な集客力を持つ施設、驚きました。この地域の農業、畜産クラスターによる酪農場、そして澤井さんが研究する家族経営型の和牛繁殖生産、これらがさらに動き始めることを期待して帰りました。
6次化の授賞対象に決まった、あいあいファームを訪問した。廃校の湧川小中学校を借り受け、カフェ兼売店、加工場、研修室、さらに教室を二つに分けていくつもの部屋を確保したホテル、レストラン、校庭の一角にはハウスや有機栽培の農地。雨でも外で楽しめる施設。さらに農地や果樹園を地域で借り受け、ビニールハウスも経営し、食材の供給に取り組んでいる。雇用効果も大きく、多彩な活動と施設、農と食を基礎に展開するファームは、賞に値することを確認した。賞及び内容は3月1日午後の授賞式で発表される。
これから島の在来種の大豆を栽培し、島豆腐と醤油に取り組み、この4月からは提供する食事は沖縄料理を基本とすることに納得。外国人のお客さんもすでに多く、これからおおいに伸び、今帰仁村に多くの人を引き付けることになろう。うれしい。