NHKのEテレで放送された戦後史証言の山形県高畠町の有機農業、力作です。

1月25日の夜1時間半ありましたが、2月1日土曜の深夜0時代に再放送があるようです。古い写真もよく探し出し、有機農業研究会に結集した若者の運動、内部にもいろいろな見解があり、一律ではなかったことがよくわかります。様々な人が出てきます。勉強になります。なおその後の展開にも触れてほしいですね。

パルシステム東京のエネルギー産直の話を聞きました。

安全・安心の「食の産直」から「エネルギーの産直」に乗り出しているパルシステム東京、1月16日にさらに話を聞きに行ってきました。組合員の支持もあり、バイオと小水力発電を主体に、食で関わりのある地域で生まれる再生エネルギーを電力会社に売るよりも高く、プレミアムを付けて直接に生協の子会社(新電力会社)が購入する方式である。同生協の事業所の電力に充てている。

昨年4月からすでに村山市のバイオ発電所から来ているが、そのあと、栃木と山形の二つの土地改良区の小水力発電とも契約を交わして、安全・安心の電力を購入し、資源を支える地元・地域を応援する仕組みである。日本生活協同組合連合会も同じ方式を取り入れ、関西を主に自然エネルギー購入に参入するようである。

他の新電力会社の動きも見ながら、こうした地域と結びついている動きを注目したい。

1月27日にサイトで確認したが、パルシステム東京はこの1月から栃木県の那須野ケ原土地改良区連合と契約し小水力発電の電気を子会社の「うなかみの大地」を通じて購入。小水力発電の先駆者である同土地改良区連合との連携、うれしい限りである。さらに山形のある土地改良区とも契約し、今年中に小水力発電がパルに入ってくる。固定買取の価格よりも1-2円高く購入してくれるシステムであり、東京までの託送料も同生協が負担する。

この仕組みは、今後の電力自由化を前にしての動きであり、ビジネスとして新電力会社との競合も視野に考えておかねばならない。その意味で生協がこの分野に積極的にかかわってくれることは消費者サイドとしてありがたいし重視したいことである。また、小水力発電に取り組む土地改良区にとってもありがたい存在であり、一層の資源開発・自然再生エネルギーに取り組む動きを期待したい。