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日本農業経営大学校3期生の卒業研究発表会
3月15日、大手町のサンケイプラザで、県農大の先生方、AFJの会員企業、メデイア、関係者の方々の
参加で、13人の報告を聞くことが出来ました。
各人の事業計画、卒業後の経営計画をじっくり聞くもので、
全体として好評でした。自分の計画に、社会的なミッションを結び付けており、印象的なものが多かった。
写真は山形白鷹町に戻る小口君で、就職する農事組合法人で啓翁桜の販売増加、そのための商品開発など、卒業研究にしたものです。手にしているのは、現在の出荷規格では認められない小型の啓翁桜で、これを開発して、広く販売し、期間も長くするものです。
堀口は、米国のラン栽培の動きを思い出しました。米国のランも日本と同じく高級品、ギフトの位置付けですが、これに加え、1-2本立ちのランを土付ポットに植え、スーパーの入り口に並べて、ご婦人方が軽く買い物に入れ込む商品にしたのですね。切り花と同じ感覚で大いに売れています。また土付ポットが輸入品の競争相手を防いだことも大きかった。今までは切り花が何か成功すると、必ず、菊、バラ、カーネーションが中南米から輸入されました。
米国のランの庶民向け開発、それと同じ考えのように受け取りました。
2月11日に竣工式を上げた鳥取市別府発電所の更新を祝します。
日本農業経営大学校の全校行事でキッコウマンとデリカフーヅを訪問
2016年10月30日久しぶりのブログ、反省です。横田農場を10月28日実習学生巡回で訪問。
日本農業経営大学校の2年生は3か月の企業実習、1年生は4か月の先進農業経営での実習が必修ですが、いずれも自分で選定してお願いし実習に入ります。この日は1年生が世話になっている茨城県の横田農場、久松農園を訪問し、学生を激励、農場主に学生評価を聞きつつ経営の勉強をこちらもさせてもらう巡回です。
横田農場の実習生は宮城の稲作大規模経営主の息子のK君、この4か月を半分は愛知の鍋八農産、あとをこちらで世話になるもので、残り1週間でもありたくましくなっている感じでした。鍋八農産は今年の天皇賞、横田農場は数年前の天皇杯、K君はよいところを選び受け入れてもらったものと感心。
堀口は横田農場の話は九大・南石教授の農水省農の匠プロジェクトで聞いており、修一さんからもお聞きしていましたが、竜ケ崎市の農場そのものは訪問していませんでした。今回初めての訪問ですが、百聞は一見に如かず、ですね。
写真の1枚目は農場の入り口から今年稼働し始めた施設を遠望したものです。それまでは、屋敷内、そして今は機械を置く施設になってところ・40年前は集落の乾燥調整の施設であったところを最近まで使わせてもらい、今年からこの新設施設に乾燥調整を移した。なおそれまで利用していた機器をかなり移動させたので2億円で済んでいるもの。ホップ、ステップ、ジャンプの施設発展で、借地面積の拡大に対応できている。
2枚目は奥さんが主の米粉スイーツの販売店。
3枚目は130㏊を田植え機、コンバイン、1台ずつの利用で済んでおり、そのみそである機械の自己管理の様子です。従業員が作業が終了したコンバインを徹底的に解体しているもの。施設内に多くのゴムベルトが並んでいたが自分たちで点検。機械を1社に統一し、その代理店が近くにあるので故障の時もすぐに対応可能。ワンセットでは故障の時はどうする、という質問への回答でした。そして田植えや稲刈りを2か月もかけることが可能になるのは、販売戦略だけではなく、水配分の苦労があるはず。8か所のポンプ管理人を引き受け、地元にも喜ばれる管理を親父さんの協力も得て可能にしたこと、また彼の所の水田も半分以上はパイプ灌漑であること、地域全体の水田400ヘクタールへの水が比較的潤沢にあること等も、彼の戦略の成功要因になっていると思いました。大変勉強になりました。
久光農園は寒い雨の午後の訪問になってしまいましたが、今年は3人もの学生が希望の手を挙げ、前半は一人、後半は二人でしたが、有機農法、集団でやる中での人の使い方、週休二日制の意味等、参入農家だった久光さんの指導力を学生は勉強できたはず。堀口も初の訪問でしたが、学生の様子、特徴をよくつかんでおられることに感心しました。