11月22日、長野県の北信で3か所の小水力発電を見学。

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大町市の町川発電所、平成22年発電を開始した市営発電所(最大出力140kW)。市のクリーンプラントへの電気供給が目的で余剰分は中部電力へ売却しているが、そのため並行している2本の農業用の鉄管は発電には使われていない。発電後は農業用水に合流。
2番目の写真は、同じく農業用水を利用した東電の大町新堰(しんせぎ)発電所(最大出力1000kW)。平成24年5月に発電開始。ペルトン水車だが入った水は4つに分かれてお椀型の羽に吹き付けられているはずだが、冬場の非灌漑期は水量が灌漑期の半分に落ちるので、吹付口のノズルを止め2つのみ使用。これだと水量の変動に柔軟に対応できると理解した。
3枚目は国営中信平二期農業水利事業の一環としての中信平小水力発電所(最大出力499kW)。中信平土地改良区連合の管理で昨年7月から発電。相当の事業費(1割を地元受益者が負担)でがっちりした発電所とその周辺施設の印象が強い。この除塵機もステンレス製なので1億円。売電収入は基金形成等を通じて地域の水利施設の維持管理に大きく貢献している。
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