30年前に小水力発電に取り組んでいた土地改良区があるのですね。山形市の最上川中流土地改良区もその一つで、昭和61年稼働の落差を利用した発電所です。今回、発電機、水車を変えることで固定買い取り制度に載せることができる。発電所に掲げられた水利権の内容表示です。
63年稼働の十三塚原土地改良区は、畑地灌漑用の農業ダムの建設にあたって、余剰水放流と下流の発電所及び慣行水利権のための責任放流を受けて、これを発電し河川に流すことにしたのです。これも今回、発電機と水車を取り替えて、固定買い取りに載せることにしたのです。今までの安い価格の売電から高い価格の売電になるので、土地改良区は大助かりで、農家組合員の賦課金の軽減に役立つでしょう。
ダムでいままでそのまま放流していたのを、急いで発電に結び付ける動きを電力会社はしていますが、同じことです。