編集委員で分担して書いています。12月号もその続きを予定していて、農業における外国人の果たしている大きな役割等を正確に書くことを心掛けました。
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雑誌『果実日本』12月号に私の主張を載せました。短期収穫労働力の問題です。
営農型太陽光発電の推進を全国農業会議所の雑誌に書きました。農政調査時報です。
日本農業新聞10月15日の農村学教室に再エネのことを書きました。
最近、話題になることが少ない小水力発電ですが、現場では関係者の努力で資源開発や、古い発電所を更新する動きが出ています。しかもFITに載せるのですが、それを当たり前のように大手電力会社に渡していたものが、地域のため、地産地消に使ってもらう動きが強まっています。自治体が関心を強めています。うれしいことです。
20231015日本農業新聞_農村学教室_小水力発電普及(堀口先生)
ソーラーシェアリングは推進すべき-抑制議論に異議あり、の主張は大事
現代農業に書いた記事は大事で、2か月前のものですが、読めるように掲載します。写真も大事。
そしてその後に出した、日本農業新聞掲載の、意見広告、これはさらに考えを明確にしたもので、再生エネルギー、FITに載せて満足しているのでは間違いで、エネルギーの地産地消、を同じ考えの人とともに、出しました。
この投稿のひとつ前の記事ですが、記事の中の、日本農業新聞、これをクリックすると読めます。
営農型太陽光発電は、すぐに対応できる、取り組みやすい地域電源、であり、自分のためにだけでなく、地域のために、農業・農村に貢献するように、販売先を電力会社から新電力株式会社へ変えてほしいという願いです。どこをどう応援するか、選択した先の新電力とよく相談ください。
農業・農村のエネルギー自給戦略、日本農業新聞に意見広告を出しました。
上記の字をクリックください。
9月5日・火曜の日本農業新聞です。エネルギーの地産・地消、という考え方の推奨です。
農業・農村には自然エネルギーが多くあるにもかかわらず、発電所をとれば、その多くが電力会社を通じて電気が都会に行き、また投資も都会からきてその成果も都会へ・・・ですね。
他方で電気を農業・農村も結構使っているのに、「隣にある」農業・農村の発電所は、FITで電力会社に電気を渡している。その電気を使わせてもらえばいいのに。
そのためには、地域新電力や自治体電力、を使う必要があるが。
同じ思いの人と、そして上記を営農型太陽光発電で実践している企業の方とも図って、意見広告を出しました。堀口
近日発売の月刊誌『現代農業』8月号に「ソーラーシェアリングは推進すべき」を書きました。
副題は、抑制議論に異議あり、です。
シャインマスカット、玉露や碾茶のための寒冷紗掛け、さらにコンバインがソーラーの下で麦刈りをしている写真、これだけで営農型太陽光発電の意義がわかりますよね。
農業は手抜きで太陽光の収入だけを狙う人をやっつけるあまり、営農型太陽光発電に注意をせよ、慎重にせよ、という意見が大きく出ていますが、これは間違っています。
太陽光だけを狙う人には、退場させるだけの仕組みを急いで法制化する必要がありますが、本来の太陽光発電は、農地も太陽光も両方大事にしている。農地、林地が大量に転用されて、裸地の上にじかにソーラーを並べる野立て方式、これが大いに拡大しましたが、これからはこれは抑制しないと。
荒廃地は転用するのではなく、営農型発電へ、さらには放牧地や粗放型でも農地利用を目指すべきです。
『さくらんぼ社長の経営革命』矢萩美智著が中央経済社から出版されました。
訪問するたびに、いろいろ勉強させてもらっている矢萩さんが内容のある本をこの6月初めに出版されました。中央経済社・2700円ですが、一気に読める・引き込まれる本です。
山形県天童市で株式会社やまがたさくらんぼファーム(王将果樹園 & oh! show! cafe)を経営する矢萩美智さんの最初の著書である。250ページを超えるから厚いな、と思ったのだが、一気に読み終えるほどの内容ある本である。自信をもって推奨したい。
サクランボを主体にした観光農園の展開史だが、いくつかの経営危機を乗り越える話が横軸にあり、それぞれのトピックを客観的に説明する縦軸があって、うまく筋が展開していく。
パフェの展開の話が観光農園の全体の展開のそれと絡み合い、農福連携が従業員の雇用の話とも結びつき、コロナ禍の乗り切りが経営戦略に絡んでいる、と堀口は見ている。経営戦略は企業秘密でしゃべるものではないとしているが、読むことで大筋を学ぶことができる。
増える外国人農業労働者、彼らのキャリアアップのことを日本農業新聞に書きました。
急速に植える外国人労働者、技能実習生だけだと日本人との組み合わせなどが主になりますが、特定技能が急速に増え経営体ごとの上限がないので、雇用者のほとんどが外国人という状況も出てきています。
日本人雇用者もキャリアアップの仕組みがあることで定着率が上がりますが、外国人も同様だということを強調しました。
なおこうしたことに関連する写真は意外に少ないですね。
澤浦さんのところの写真を頂きました。
私のは、経営者が機械を運転し、ゴボウ等をベトナムの女性が集めるといった写真は自分の原稿に使っていますが、日本人幹部、外国人ヒラという関係ですね。
しかしどんどん構成が変わってきています。実態をさらに把握せねば。
4月28日午後、ソーラーシェアリングサミットで政策の上での意義を強調しました。
20分でしたが、パワポを14-15枚くらい使い、報告しました。会を主催している馬上氏、小山田氏のそれぞれの経営の特長も紹介できました。
大事な点は、ソーラーシェアリングの下で、農業が一段と伸びていることです。富士宮市のカネヘイファームがその典型で、ソーラーがあることで玉露になり、さらに輸出が伸びるはずの抹茶も作れる。煎茶需要の劇落に対して、抹茶は需要急増です。ソーラーに期待したい。次いで群馬のファームドウを紹介し、イチゴをはじめ施設園芸をさらに広げることを予定しておられるが、このハウスの南面上にびっしりとパネルが貼ってある。この収入が、施設園芸の投資を助け、経営にとって、収入の安定化に貢献している。また、小山田氏のすべてのソーラー、すべて放棄地の利用ということにも注目。最近は放棄地の地主から、借りてほしいという要請が多いとのこと。
翌日の日本農業新聞は、これ等のソーラーシェアリングには23年度の固定買取10円では合わず、経産省が24年に工場の屋根置き用に12円を新設するという。それなら、屋根なら梯子をかけるのでコストアップを考慮というが、もっとコストがかかるソーラーシェアリングの買取を新設せよ、ここが新聞には取り上げられていました。20230502日本農業新聞20230429_3面