農業従事者は長寿で元気の記事が4月14日の農業新聞、15日の朝日新聞に載りました。

日本農業新聞の記事は
下記URL先よりご覧いただけます。
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=36969

【農作業で高齢者元気に? 医療費2~3割少なく 早大調査】
下記URL先朝日新聞デジタルより、内容がご覧いただけます。
http://www.asahi.com/articles/DA3S12310863.html

農業従事者は長寿で元気、という研究に実証結果が出ました。

農業従事者は長寿で元気、という研究結果が出ました。
3月末に下記の早稲田大学にある研究所のサイトに、ニュースとして載せました。
これは本庄市の協力、埼玉県保健医療部の副部長の三田さんの大きな支えがあり、
この結果が出ました。
大きなファクトファインデイングと思っているのですが・・・・
今のところ、メデイアに提供したものの、まだその重要性に
気が付いていないみたい。

この後も、農業者への家族アンケートなどをかけて、さらに
農業と健康の関係を研究します。
医療費の削減に大きなヒントを与えるものと思っているので・・・・堀口

「以下のように、本庄市長へのお礼等を含めて、述べさせていただきました。
今後のさらなる研究深化を進めたいと思います。宜しくお願いします。堀口
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http://www.waseda.jp/prj-sfsabi/

3月18,19日、兵庫県に新規就農した荒木さん、鎌田さんを訪問しました。

昨年3月日本農業経営大学校卒業式の後、すぐに独立就農した1期生、たつの市の荒木健太郎さん、豊岡市の鎌田頼一さん、
念願かなって訪問できました。
1年生の今期の授業終了後、金曜の午後に飛び出し夕方から話が聞けた荒木さん、堀口にとっては初めての訪問です。月刊誌『現代農業』の昨年8月号に、すでに訪問された他の方の話しや情報等で、G君の独立就農の苦労話を堀口が書いたのですが、荒木君から直接お聞きするとさらに色々なことがわかりました。いずれ、不確実なことを修正して詳しく紹介せねば、と思いますが、勉強になりました。
祖父母の地への最近多い「孫ターン」に彼も入ると思いますが、なぜ、祖父母の農地がある集落に入らないで隣の川向こうの集落に入ったか、その理由がわかりました。すでに集落営農として大規模法人が活躍しているところは避け、地域の話し合いで、集落営農の少ない集落、そこにある集落営農の利用権の農地を譲っていただくとともに、さらに彼自身で農地を借り集めて、就農したのですね。地域の応援と彼自身の努力!それでこの1年の成果ですが、彼のサイトにも載っていますが、コメの収量が反当3俵、合鴨農法ですがこれでは合わない。まずは青年就農給付金の150万円で支えられ、数年後の黒字化をめざし多種の野菜、そして近く始めようとしているキッチンカー、これらを合わせての自立化に奮闘しています。写真は借地を前にした荒木さん、念願のビニールハウス、施設の周りもそうですが、排水をどうするか、竹を入れての暗渠など、自らユンボを使っての作業です。トラクターは転倒したことのあるものですが、排気の筒がそのまま曲がっている!
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鎌田さんはこちらの都合で昼食を兼ねながらの聞き取りになったので、写真は昨年10月にゼミ指導の松尾先生との同行訪問のときのものです。農中金大阪支店の方も一緒です。ために今回は写真無し。しかし着実に経営を展開しており、荒木さんと同じくビニールハウスが出来上がったばかりの話を聞かせてもらいました。昨年10月は、主力の一つである彼自慢のオクラを前にしての写真ですね。味に自信があるのに、地域では知られていない品種だったのでこれの販売に苦労し、一部、捨てざるを得なかったほどであったと記憶します。今では若手グループとも連携して出荷先を拡大しており、今後いかに規模を拡大するか、手伝ってくれる人の雇用を含め、議論できました。借りている農地を前にしての写真ですが、驚いたのは就農時に相当な面積の農地を借り集めていたことでした。そのときに5年かかっていますよ、という彼の話を記憶していたのですが、この5年の意味が分かった。就農を目指して、豊岡市内の町場に住む彼は親父さんの協力を得て、5年後に貸してほしい、そのためにそれまでの間は無償で畦畔の草刈りや依頼されれば田を起こしたりと・・・・目指した地域での農地の確保に5年前から努力していた。驚きでした。目の前の借地農地が80a連担していることにその時驚いたのですが、その努力のおかげ。
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3月10日にお伺いした山形県東根市の大富農産有限会社のハウスわさび

地下水のチューブ潅水による、本わさび、の生育・販売です。10年目ですが、なかなか軌道に乗らず事業縮小を予定しておられますが・・・・大事な技術であり又水の使い方も効率的です。後を継ぐ方を探しておられるとのこと。この分野は堀口は初めてですが技術開発に賭ける熱意、工夫をお聞かせいただきました。加工を含め、他の業界との連携で、この生産の存続を願いたいものです。
12棟のハウス、沢ワサビと同じ1年半の生産期間、私が見たハウス内では半分は生育中、右は黒のビニールがかぶっているのは出荷後、石を洗い次に向けて日光を遮るためのものです。
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2015年3月8日の日本農業経営大学校の卒業式

教育に関わるものとして最もうれしい一つが卒業式です。式、その後のパーテイーの写真は大学校のサイトをみていただくことにして、私のは渋谷の貸しホールで開かれた2次会。1年生企画の送り出しコンパというか、歓送会ですね。
卒業する女性二人のシャンパングラスで始まり、ゼミ毎に後輩から卒業する先輩への言葉、そして秀逸は寮の管理人である酒井夫妻からの贈り物。奥さんが一人一人に作成した、著名な人の心に残る一言を載せた、お手製の絵の飾り物。各人の特徴をよく捉え、教訓になるような言葉を探し出して、みなそれぞれ違うハンドメイドの作品、一人一人にグイと渡してくれました。本当にお世話になったのですね。
皆もらいたそうな表情でした。酒井さんご夫妻に感謝。
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1月7日に広島県三次農協(村上組合長)の小水力発電を見てきました。

中国地域に多分、3か所ある垂直型(落差があまりないので斜めの水圧鉄管を使用しない)の
一つの河戸(こうど)発電所、現在、すでに固定買い取りに乗っています。昭和39年に作られ地元農協(布野農協)が管理していたが、水没したりいろいろ苦労して運営。平成14年に三次農協が自前で発電機を2台に置き換え、最大出力150kW。これを前提に、交渉して25年から固定買い取りの対象に。ただし発電機取り替えから計算して、残りの10年のみ固定買い取りの対象に。それでも3倍の価格になったので収支が劇的に改善。
もう一つの天神発電所は買い取りの対象にすべく、いろいろ工夫している最中。

今回は広島県立大と協力して、地域の産業として、集落営農と発電所等を、堀尾・岡田・柏の諸先生らと同行して見学、今後、アカデミックの分野から応援する仕組みなど、協議しました。
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11月28日の早大での就農トークライブ(続)

新規就農を考える学生や農業法人に先ずは雇われて次の展開を考える学生諸君が、多く参加してくれました。
迫力ある話をしてくれた小松圭子さんはすでに写真を載せたので、次は学生に1番人気のイオンアグリ創造の福永社長。企業から見た農業経営、だが、「農業には志が必要」から始まって農繁期と農閑期がある農業では変形労働時間制が必須と。都会の企業では考えられないが・・・・。続いて堀口は農業MBA的なカリキュラムを持つ日本農業経営大学校の解説。大卒後の2年間、全寮制で就農の準備を説明し、政府の助成金2年間の300万円で授業料と寮費を賄っている学生の実態を説明し、こちらへの進学を勧めました。写真は、額にマネジメントの鉢巻きまでして解説する堀口?というか、この角度で撮った写真家に驚きました。背景がそのカリキュラムの一環。最後は全国農業会議所の事務局長の柚木さん。正確に就農のために必要な手続き、応援する助成等の支援制度など、丁寧に説明してくれました。質問票を配布して多くの質問が来ました。さらに終了後にも多くの質問が直接に。
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11月28日早大・キャリア選択としての農業トークライブ、成功でした。

応援いただいた方、出席いただいた方、すべての皆さんに感謝します。質問表も多く、いろいろな疑問に応えることが出来たと思います。参加者には農楽塾の現役生や、かたや卒業生・社会人、さらに他大学生、大学院生、そして所属学部は様々でした。
今後アンケートを集計して、出席者の関心、また農業選択の際の課題・難点など、分析し主催した研究所のサイトに発表する予定です。
報告は皆、内容のあるものでしたが、土佐から長駆、早稲田に来てくれた小松圭子さんが一番インパクトがあったようです。写真で示します。
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20151206畑山圭子

早大で「キャリア選択としての農業・トークライブ 君も農業経営者になれる」を11月28日土曜13時から開きます。

高知から土佐ジローで著名な小松圭子さん、また学生から多くのエントリーシートが出たイオンアグリ創造の福永社長、さらに
就農への支援に詳しい全国農業会議所の柚木さん、そして私と、トークライブですから、質疑・ぶら下がり質問、歓迎です。
周りの方にもご紹介ください。他大学生、社会人、みな歓迎です。
下記をクリックすると、プログラム、申し込み方法などのチラシが表示されます。

20151128キャリア選択としての農業・トークライブ

農業に必須のマネジメント、ファイナンス、マーケット戦略等を講義する日本農業経営大学校

伝統的に農業の職業教育は栽培実践だとする考えが日本では強いが、農業経営者は理系だけではなく文系の知識を持たなければならないと私は考えている。「百姓」という多面的人材である。これは農業法人を経営する人たちの共通の思いであり、廃校にさせられた農水省の農業者大学校の多くの卒業生が共感する思いだと思われる。それらの期待を踏まえ、3年前に開校しこの3月に第1期の卒業生を出した日本農業経営大学校、その校長として20151001大学生用ポスター社会発信を続けている。