日本農業経営大学校の2017年最初のオープンキャンパスです。

来年4月入学を考えてくれている人への本校の紹介や試験の仕組み、旧青年給付金の説明、
その他の相談など、約30名を超える方が参加してくれました。
保護者同伴の方が多いのも時代の反映です。
写真は現役生、1期と2期の卒業生に出席してもらってのワークショップで、
本校の紹介や本人の思ひ等を述べてもらいました。好評です。
今後もその機会を設けます。本校のサイトをチェック下さい。

新規就農の荒木健太郎君と鎌田頼一君をあらためて紹介します。

日本農業経営大学校の第1期生で卒業し新規就農した両君の記事を載せておきます。新規就農で成功して既に相当経過されている方の紹介は、最近、結構なされているのですが、就農したばかりで奮闘中の方の紹介は少ないので、雑誌現代農業の編集部の依頼で書きました。すでに現代農業に載っているのですが、見る機会が少なく、私へのお尋ねも多いので、ここに載せておきます。2015年8月号のG君は荒木健太郎君です。両君とも実名での紹介を承諾してくれています。

土地改良新聞2月25日号に小水力発電を進める鳥取県の新たなスキームを実名で紹介しました。

小水力発電をさらに推し進めるためには、再エネバブルと称されるような事業費・水車や機械等の高値安定を崩す必要があると前から思っていました。これに切り込んでくれたのが鳥取県小水力発電協会会長の杉原さんであり、それに応えた荒谷建設コンサルタント・京葉プラントエンジニアリング・三井三池製作所、でした。その第1号は鳥取市の別府電化農協・別府発電所です。
これを書きました。他県への大きなメッセージになると期待しています。

早大ボランテイアセンターに貢献した加藤さん、秋吉さんに感謝する同窓会

2月25日土曜の夜、農林中央金庫の寄附講座をベースに今も続いている・今後も続く農山村体験実習の科目、これを広げ定着させた加藤先生、秋吉先生、いずれも任期がありこれで一区切りですが、感謝する体験実習の受講生による同窓会が早稲田近くで開かれました。40-50人の方が集まり、幹事役の宮島さん、幹事さん、ありがとう。
寒河江からは鈴木精二さんが駆けつけてくれて、来年で20周年になる葉山村塾、これを盛り立ててくれたボランテイアセンターの活動、紹介があり、これからも大学と地域との結びつき、期待されます。
堀口は一緒に仕事をしてきた加藤さん秋吉さんに感謝し、特に加藤さん、実習地の開拓に始まり定着の苦労を共にしてきたのですが、特に、3・11の東日本大震災、これへの早大の支援、ボランテイアセンターの活動がすぐにも期待されたのですが、あの大混乱の中、バスを仕立て学生・教職員が毎週のように東北に向かう道筋をつけてくれたのは加藤さんでした。我々は焦ったのですが、バスを受け入れる余裕のある自治体が見つからない中、彼が調査・研究をしていた石巻の土地改良区、ここで、被災直後ですが、引き受けるとの話がまとまりました。その後の
早大支援は多くの本にも紹介され、延べで5-6千人、あるいはサークルを入れればもっと多くの学生・教職員が被災地に入り、今もつながりが保たれています。加藤さんの研究・調査の姿勢に深く感謝。

経営大学校1年生と千葉の和郷園を訪問

財団の理事も務めていただいている木内さんの和郷園、今まで伺っていなかったので堀口も同行。農事組合法人の多くの組合員農家と組んで、実に多様な経営をしておられる先進農業経営、いやむしろ総合農業事業体ですね。
スーパーや生協に加工野菜や冷凍の形でおさめ、また小売での廃棄野菜を受けてたい肥に、そのための一般廃棄物の集荷の免許も取っておられる。産業廃棄物の免許は取りやすいが、一般廃棄物の免許をいくつかの通過自治体の許可、よくとられた。数年かかったと!ハウスのトマト、溶液栽培だが、このように根の下にスクリーン。
これはメビオール社のフィルム農法。早大時代、医療から入ってきたこの微細なフィルム、ウィルスも通さないので、中近東で海水を真水に…などの売り方など、苦労された大学発のベンチャーで、一緒に議論した記憶があります。これが今はフルーツトマトに。水をなかなか通さないので、トマトにストレスを与え甘くする…
さらにはメタンガス発酵でバイオマス発電も!固定買い取り制よりもずっと早くに取り組んでおられたその先進性に、驚きと敬意。勉強になりました。




日本農業経営大学校3期生の卒業研究発表会

3月15日、大手町のサンケイプラザで、県農大の先生方、AFJの会員企業、メデイア、関係者の方々の
参加で、13人の報告を聞くことが出来ました。
各人の事業計画、卒業後の経営計画をじっくり聞くもので、
全体として好評でした。自分の計画に、社会的なミッションを結び付けており、印象的なものが多かった。
写真は山形白鷹町に戻る小口君で、就職する農事組合法人で啓翁桜の販売増加、そのための商品開発など、卒業研究にしたものです。手にしているのは、現在の出荷規格では認められない小型の啓翁桜で、これを開発して、広く販売し、期間も長くするものです。
堀口は、米国のラン栽培の動きを思い出しました。米国のランも日本と同じく高級品、ギフトの位置付けですが、これに加え、1-2本立ちのランを土付ポットに植え、スーパーの入り口に並べて、ご婦人方が軽く買い物に入れ込む商品にしたのですね。切り花と同じ感覚で大いに売れています。また土付ポットが輸入品の競争相手を防いだことも大きかった。今までは切り花が何か成功すると、必ず、菊、バラ、カーネーションが中南米から輸入されました。
米国のランの庶民向け開発、それと同じ考えのように受け取りました。

2月11日に竣工式を上げた鳥取市別府発電所の更新を祝します。

大雪の中、車が出せずに参加できなかった方が多いとお聞きします。
堀口も行けませんでしたが、前の発電所、その全景が模型で詳細に
飾られるとか・・・・2枚の写真をいただきました。
3枚目は更新なったものですが、やはり長い風雪を経た旧発電所、思い出深いものですね。
関係者のご努力で固定買取にも載り、地域に貢献する新たな小水力発電所、
その誕生を祝います。


日本農業経営大学校の全校行事でキッコウマンとデリカフーヅを訪問

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1,2年生合同の12月20日の日帰り訪問聞き取り。写真はデリカフーヅ足立工場の全景。工場内写真はダメ。毎日10万トンを入れ、3分の2は前日注文の野菜を量販・外食店に小分け・簡単な加工トリミングしながら箱詰め出荷、残りは外食店等にカット野菜など注文に応じた加工。これだけの注文を、産地から集め配送する機能を年中無休で行う。今では半分を契約、あと半分は気候変動などのリスクを避けるために市場依存、と集荷・分荷だけでなく、加工も入れての対応に驚き。外食産業の伸びとともに成長、今は東証1部上場。百聞一見にしかず。

2016年10月30日久しぶりのブログ、反省です。横田農場を10月28日実習学生巡回で訪問。

日本農業経営大学校の2年生は3か月の企業実習、1年生は4か月の先進農業経営での実習が必修ですが、いずれも自分で選定してお願いし実習に入ります。この日は1年生が世話になっている茨城県の横田農場、久松農園を訪問し、学生を激励、農場主に学生評価を聞きつつ経営の勉強をこちらもさせてもらう巡回です。
横田農場の実習生は宮城の稲作大規模経営主の息子のK君、この4か月を半分は愛知の鍋八農産、あとをこちらで世話になるもので、残り1週間でもありたくましくなっている感じでした。鍋八農産は今年の天皇賞、横田農場は数年前の天皇杯、K君はよいところを選び受け入れてもらったものと感心。
堀口は横田農場の話は九大・南石教授の農水省農の匠プロジェクトで聞いており、修一さんからもお聞きしていましたが、竜ケ崎市の農場そのものは訪問していませんでした。今回初めての訪問ですが、百聞は一見に如かず、ですね。
写真の1枚目は農場の入り口から今年稼働し始めた施設を遠望したものです。それまでは、屋敷内、そして今は機械を置く施設になってところ・40年前は集落の乾燥調整の施設であったところを最近まで使わせてもらい、今年からこの新設施設に乾燥調整を移した。なおそれまで利用していた機器をかなり移動させたので2億円で済んでいるもの。ホップ、ステップ、ジャンプの施設発展で、借地面積の拡大に対応できている。
2枚目は奥さんが主の米粉スイーツの販売店。
3枚目は130㏊を田植え機、コンバイン、1台ずつの利用で済んでおり、そのみそである機械の自己管理の様子です。従業員が作業が終了したコンバインを徹底的に解体しているもの。施設内に多くのゴムベルトが並んでいたが自分たちで点検。機械を1社に統一し、その代理店が近くにあるので故障の時もすぐに対応可能。ワンセットでは故障の時はどうする、という質問への回答でした。そして田植えや稲刈りを2か月もかけることが可能になるのは、販売戦略だけではなく、水配分の苦労があるはず。8か所のポンプ管理人を引き受け、地元にも喜ばれる管理を親父さんの協力も得て可能にしたこと、また彼の所の水田も半分以上はパイプ灌漑であること、地域全体の水田400ヘクタールへの水が比較的潤沢にあること等も、彼の戦略の成功要因になっていると思いました。大変勉強になりました。
久光農園は寒い雨の午後の訪問になってしまいましたが、今年は3人もの学生が希望の手を挙げ、前半は一人、後半は二人でしたが、有機農法、集団でやる中での人の使い方、週休二日制の意味等、参入農家だった久光さんの指導力を学生は勉強できたはず。堀口も初の訪問でしたが、学生の様子、特徴をよくつかんでおられることに感心しました。
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農業への新規参入として荒木・鎌田さんの事例を雑誌現代農業10月号に載せました。

テーマを資金繰りにおいていますが、日本農業経営大学校1期卒業生(昨年3月卒業)の2人ですから、農地集めに始まっていろいろな制度への対応等、在学時を含めて実際に苦労しています。その話を聞き載せました。いろいろ苦労しながらも、経営者として農業経営立ち上げ・地域への溶け込み・次なる展開を図っている姿に感動を覚えます。応援したい。2016%e5%b9%b409%e6%9c%8803%e6%97%a515%e6%99%8221%e5%88%8648%e7%a7%9200012016%e5%b9%b409%e6%9c%8803%e6%97%a515%e6%99%8221%e5%88%8648%e7%a7%9200022016%e5%b9%b409%e6%9c%8803%e6%97%a515%e6%99%8221%e5%88%8648%e7%a7%920003